2008年7月20日日曜日

豊かな三陸、願い込め 海フェスタ開幕

(岩手日報 7月19日)

「三陸の豊かな海にたくす夢」を大会標語に、
「第6回海フェスタいわて」(同実行委主催)は19日、開幕。
大船渡市盛町の市民体育館では約650人が出席して
開会式が行われ、フェスタの成功を誓った。
沿岸南部3市2町を会場に、27日までの9日間、
100を超す多彩なイベントが繰り広げられる。
午前9時40分からの開会式には、国内の海事関係者や国、県、
地元関係者らが出席。
地元の前田子ども鹿踊りが披露され、開幕を元気に宣言。
主催者を代表して実行委員会会長を務める甘竹勝郎市長は、
「今フェスタは、海洋基本法が施行されて初の開催。
3市2町が一体となって、海に感謝する心をここ三陸から全国に発信したい」

宮舘寿喜副知事、国土交通省東北運輸局の木場宣行局長が祝辞。
大会標語の作者の田村靖彦さん(奈良県三宅町)、
シンボルマーク作者の海老原章さん(静岡市)らをそれぞれ表彰。
開催地の大船渡、陸前高田、釜石、住田、大槌の5首長が
ステージ中央にそろってがっちりと握手。
フェスタの成功に向けて、思いを新たにした。
世界最大級の練習帆船「日本丸」(2570トン)が入港。
大船渡湾をゆっくりと進み、大船渡海洋少年団のメンバーらが
手旗信号で出迎える中、茶屋前埠頭に接岸。
広田マリンキッズの菅野智楠さん(広田小2年)は、
「日本丸は、とても背が高くてびっくり。
船員さんは、私たちの手旗信号にちゃんと応えてくれた」と大喜び。
大船渡港には、護衛艦などの大型船が4隻入港し、
フェスタの開幕を祝福。
入港歓迎セレモニーなどが行われ、早くも家族連れらでにぎわった。

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