(東海新報 7月24日)
全国規模の海の祭典「海フェスタ」は、大船渡港に
豪華客船『飛鳥2』が入港。
同港では、帆船『日本丸』が出港し、両船が湾内で“共演”を果たした。
ふ頭には多くの見物客が訪れ、豪華さ溢れる光景を目に焼き付けていた。
『飛鳥2』の大船渡港寄港は、例年通り
「横浜花火大会、釧路・三陸クルーズ」によるもの。
乗船客は830人、乗組員480人で訪れた。
午前9時過ぎ、曇り空をバックに大船渡湾内に姿を見せた。
大漁船団が迎える姿をひと目見ようと、大船渡町の野々田ふ頭には
多数の見物客が訪れた。
ふ頭では、大船渡海洋少年団員と広田小マリンキッズ隊の児童らが
手旗信号を送って出迎えた。
その直後、激しい雷雨に見舞われ、歓迎の市民らはテント内に避難。
『飛鳥2』のデッキからも、乗船客が心配そうに空を見上げた。
数十分で雨は止み、同ふ頭で歓迎セレモニーを開催。
甘竹勝郎大船渡市長の歓迎の言葉に続き、『飛鳥2』の末永守船長が
「霧が濃いため入港が危ぶまれましたが、皆さんの歓迎と
私たちの願いが天に通じた」。
茶屋前ふ頭では、19日から寄港していた帆船『日本丸』の
出港セレモニーが開かれた。
ふ頭には多数の市民らが詰めかけ、午後2時ごろ汽笛とともに出港。
穏やかな波間をゆっくり進んだ『日本丸』。
野々田ふ頭に接岸していた『飛鳥2』と重なるような形で“共演”を果たし、
「海フェスタ」ならではの光景で市民らを魅了。
『日本丸』が湾内を離れると、名残を惜しむかのように再び雨模様。
夕方には、『飛鳥2』の出港セレモニーが開かれ、
来年以降の“再会”を約束。午後5時ごろ、大船渡港を出港。
豪華客船『飛鳥2』の一般公開では、県内外の150人が船内を見学、
船旅の気分を堪能した。
見学者は、8倍の競争率の中、抽選で幸運を引き当てた人たち。
スタッフの案内でレストラン、ラウンジ、バー、シアター、プール、
ショップなどをエレベーターで移動して見て回り、
ふかふかのじゅうたんやまばゆいばかりの内装、調度品の美しさにうっとり。
親子で乗船した大船渡町の佐野多鶴子さん(48)は、
「まるでホテルのようですね」、二男の壮くん(11)も
「こんなに豪華な船があるなんて思いませんでした」。
http://www.tohkaishimpo.com/
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