2008年8月2日土曜日

目指せF1ドライバー 奥州市出身の三浦さん

(岩手日報 7月28日)

奥州市出身のレーサー三浦和樹さん(19)=名古屋外国語大2年=は、
国内の若手ドライバー育成のフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)
今シーズンから参戦している。

目指すは、世界最高峰のF1。
大学生活を送りながら、あこがれの舞台へと突き進んでいる。

レースでの最高速度は、時速200キロを超える。
三浦さんは、FCJ第6戦で3位となり、初の表彰台に立った。
第10戦終了時点のポイントは、6位と好調。

幼いころから車が好きで、中学校3年のときに「F1ドライバーになる」と決心。
佐藤琢磨選手にあこがれた。

両親から出された条件は、まず一関一高に合格すること。
2004年に同校に合格し、翌年
「鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ」(SRS―F)
ベーシックを受講。
月1、2度片道6時間かけて、鈴鹿に通った。

06年に、F1ドライバーの中嶋一貴選手の弟・大祐選手らと走り、
奨学金の資格を獲得。
07年は、SRS―Fベーシックを受講してFCJに参戦。

レース活動と学業の両立は厳しいが、
「今の努力が将来必ず自分に返ってくると思う」と前向き。
海外でのレースを見据えて、英語の勉強も欠かさない。

次戦は8月9、10日に栃木県のツインリンクもてぎで開催。
初表彰台を経験した相性の良いコース。
「レース経験を積んで、スタートが得意になってきた。
両親が、初めてFCJのレースを見に来てくれる。
誰よりも速く走って優勝したい」と念願のチェッカーフラッグを狙う。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080728_16

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