2007年10月28日日曜日

喫煙者率26%、過去最低 07年調査、12年連続で

(共同通信 2007年10月18日)

日本たばこ産業(JT)が、2007年の全国たばこ喫煙者率調査によると、
たばこを吸う成人の割合は前年に比べて0・3ポイント減の26・0%と、
12年連続で過去最低に。

男女別では、男性の喫煙者率は1・1ポイント減の40・2%、
女性は0・3ポイント増の12・7%。

地域別にみると、喫煙者率が最も高かったのは、
男性が東北地方(46・0%)、女性は北海道(19・4%)。
北陸・甲信越、東海、近畿、中国、四国の5地域では
男性の喫煙者率が40%を下回った。

たばこを吸う人が減っている理由について、
JTは「健康意識の高まりや喫煙規制の強化が影響した。
退職した団塊の世代が、仕事のストレスがなくなったために
喫煙をやめていることも背景にある」と分析。

調査は5月に実施し、約1万9200人から回答を得た。
06年に訪問調査から郵送での調査に切り替えたが、
JTは「下落傾向であることは間違いない」。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=58157

リンゴが喘息の予防に有効な可能性

(WebMD 9月19日)

毎日リンゴを食べることで、妊婦が児の喘息や喘鳴を予防できる可能性が。
新しい研究で、母親が妊娠中にリンゴを定期的に食べていた児では、
母親が妊娠中にあまりリンゴを食べなかった児に比べて、
5歳までに喘息または喘鳴を発症する可能性が大幅に低い。

小児喘息は、米国において深刻化しつつある問題である。
妊娠中にもっと多くのリンゴを食べることによって、
小児の喘息を予防できる可能性があることが示唆される。

1,200組の母子を対象として、妊娠中の母親のリンゴの摂取状況と
小児喘息および喘鳴の発現率の関連が比較。
その結果、小児の喘息・喘鳴のリスク低下との関連が認められた食品は、
リンゴのみであることがわかった。

リンゴ摂取が最も多かった群(1週間に4個以上)の母親から生まれた子では、
リンゴ摂取が最も少なかった群(1週間に0-1個)の母親から生まれた子よりも
これまでの喘鳴のリスクが27%低く、小児喘息のリスクはおよそ半分。
この研究では、濃縮液を原料とするリンゴジュースの飲用や、
1日1本以上のバナナの摂取と喘鳴発現率の改善との関連も示された。

ユトレヒト大学(オランダ)のS.M. Willersらは、
リンゴの予防効果は、リンゴに含まれているフラボノイド等の
植物化学物質によるものである可能性が高い。

Willers, S. Thorax, September 2007; vol 62: pp 772-778. News release, Apple Products Research and Education Council.

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=55882