2007年9月28日金曜日

中国産ステロイド大量押収  五輪控えた中国、米に協力

(共同通信 9月24日)

米司法省麻薬取締局(DEA)は、筋肉増強効果がある
アナボリックステロイドの密造や密売などに関与したとして、
米国人ら124人を逮捕、中国産の粉末ステロイド242キロや
現金650万ドル(約7億5千万円)などを押収した。
米史上最も大掛かりなステロイド捜査は、
北京五輪を来夏に控えた中国当局の協力を得て実ったという。

密造ステロイドに関する捜査を2005年末に始めた米当局は、
中国当局に対し、米国などに密輸していた業者の情報を提供、協力を促した。
この結果、カナダやメキシコ、ドイツ、タイ、オーストラリアなどでも
非合法ステロイドを押収。
タンディDEA局長は、中国当局の協力を得て密造業者から各国の密売人まで
「国際的な密売ネットワークを暴いた」と、成果を強調。

ステロイドは、スポーツ界などで使われ、
米大リーグの通算本塁打記録を塗り替えたジャイアンツのボンズ外野手も
使用疑惑が取りざたされた。

http://www.anti-doping.or.jp/cgi/news.php?mode=content&newsid=20070925_01

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ステロイドの密造、密売がこんなに蔓延していたとは知りませんでした。
スポーツ選手だけでなく、一般人も使用している可能性が高いです。
使用法を間違えると、ステロイドは生体に悪影響を及ぼします。
広く啓蒙活動を行うと同時に、密造、密売に対する厳罰化が必要です。

外から内臓が見える透明なカエル、日本で誕生


(ロイター 2007年09月26日)

広島大両生類研究施設の住田正幸教授らが、
外側から内臓が見える透明なカエルを誕生させることに成功。
がんなどの病気の研究に際し、臓器の成長・発達を理解するのに役立つと期待。
住田教授は、透明な四足動物が報告された例は過去にないと述べた。
この透明カエルは、国内で採集されたニホンアカガエルを使って作られ、
オタマジャクシから成体まで透明のままで過ごすという。
住田教授はこのカエルについて、
ある化学物質が骨に与える影響などを研究するのにも役立つとしている。
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なかなか面白いですね。
確かに皮膚が透明であれば、内臓の様子を見ることは簡単です。
解剖しなくてもいいですから。
でも、毎日観察するのはちょっと抵抗がありますね。
ペットとしての需要はなさそうです。
私の肝臓も、このように透明で観察できればいいですね。

2007年9月26日水曜日

W杯連敗「13」で止めた!カーワン日本、カナダに劇的ドロー

(サンスポ 2007年9月26日)

日本代表は、予選B組最終戦でカナダ代表と12-12で引き分け、
通算成績を3敗1分けとした。
元ニュージーランド(NZ)代表、ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(42)のもと、
執念のドローで95年大会からのW杯連敗を13で止めた。
4年後に残した悲願のW杯2勝、決勝トーナメント進出へ。
夢への挑戦は続く。

桜の戦士のW杯が、幕を閉じた。
ノーサイドの笛が、ボルドーの夜空に響く。
濃紺のセカンドジャージーを着た選手たちが胸を張る。
世界に挑んだ18日間。
16年ぶりのW杯勝利に一歩及ばないドローだが、負けはしなかった。
「日本は、世界から尊敬を得られるまでの戦いを見せることができた」。
“怪物WTB”の異名をとったカーワン・ヘッドコーチ(HC)もガッツポーズをつくった。
ラグビー強国NZで培った戦術、世界屈指のトッププレーヤーだったテクニックを
惜しまず注いだチームが、劇的に追いついた。

前半12分、マイボールのラインアウトからWTB遠藤が3人を突き飛ばし、
右中間へトライ。気勢を上げた。
7点差を追って、ロスタイムに入った後半43分、
後半途中出場のCTB平がトライ。CTB大西のゴールも決まって、同点に。

大会では中3、4日という厳しい試合日程もあり、
30人の登録選手を完全に2分割して戦う苦しい決断も。
若手選手で臨んだ豪州代表とのW杯第1戦は、3-91の大敗。
必勝を期したフィジー戦も最後まで激しい攻撃をみせたが、31-35。

勝利のキーマンに据えたSOアレジ、FB立川が次々と負傷。
8月のイタリア遠征では、右アキレスけん断裂から復帰したエースのWTB大畑が、
今度は左足の同じ個所を断裂して、大会直前に帰国。
さらに、HO山本貢、SO安藤、FL佐々木、SH矢富ら
登録メンバーを次々に失ったことも響いた。
カーワンHCが1月にHCに就任し、与えられた強化期間は8カ月。
チーム練習を開始した4月を本格的な起点とすれば、わずか5カ月。
世界へのチャレンジには、時間が足りなかった。

6大会連続の予選敗退となったが、連敗だけは13でストップさせた。
これが、4年後への種になるのだ。
6月のパシフィック・ネーションズ杯では、トンガ代表を20-17で倒し、
サモア代表に3-13の接戦を演じた。

素早い出足のディフェンスライン。
低いタックルに、モールやラックでも低さにこだわる日本スタイルが、
世界で通用することを積み上げた。
今大会のラインアウトの成功率は、85.4%で参加20カ国中9位。
マイボールのスクラム確保率は同13位と、世界基準に食い込む数値を残し、
選手はたくましく成長した。
引き分けでも、半歩前進。夢は4年後へ。立ち止まっている時間はない。

http://inews.sports.jp.msn.com/rugby/topleague/news/2007/20070926-2168.html

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日本代表は、よく頑張ったと思う。
前回よりも、日本のスタイルを出せたようです。
残念なのは、ケガ人が続出したこと。
ベストメンバーで戦ってほしかったですね。
カーワン・ヘッドコーチは継続するのかはわかりませんが、
日本スタイルをしっかりと確立させてほしいです。

それにしても腹立たしいのは、日本テレビです。
ラグビーの中継をライブでやらないのは我慢するとして、
肝心のシーンをカットして放送していた。
カナダ戦では、ロスタイムの劇的トライが放映されていない。
フィジー戦も、後半30分から5分ほどカットしたせいで、
どういう過程で敵陣まで来たのかわからないまま、ワンプレーでトライ。
いったいスポーツを何だと思っているのか!!!
TBSも、同様のことをやりました。
ゴルフのマスターズで放送を中断、再開したらタイガーが優勝していた。。。
スポーツを中継するのはいいが、
スポーツの見る楽しみを軽視しすぎている。
マスコミにとって、スポーツはお笑い番組の一つでしかないようですね。