2007年8月3日金曜日

男子バスケ:日本、北京五輪出場絶たれる アジア選手権

(毎日新聞 2007年8月2日)

北京五輪アジア地区予選を兼ねたバスケットボールの男子アジア選手権は
2次リーグ最終戦を行った。
2組では、カザフスタン(C組2位)が韓国(D組1位)を75-73で降し、
日本(B組1位)の同組3位以下が決定。
日本は準決勝進出を逃し、今大会2、3位に与えられる
世界最終予選(来年7月予定)の出場権も手にできず、
北京五輪出場の望みは絶たれた。

日本は最終戦でヨルダン(A組2位)と対戦し、
桜木ジェイアール、竹内公輔(ともにアイシン)がゴール下から得点を重ね、
71-68で競り勝ち、2次リーグを1勝2敗で終えた。

1組では、レバノン(B組2位)がイラン(A組1位)に82-60で快勝し、同組1位通過を決めた。
カタール(C組1位)は台湾(D組2位)に勝った。
 
◇32年の夢消える…原因は現場だけにあらず

チーム最年少21歳の川村が、チーム最多得点を記録するなど収穫もあったが、
大きな課題を残す結果となった。

1次リーグ敗退に終わった昨年の世界選手権では、高さに苦戦。
今大会は、身長210センチのセンター青野、大会直前に日本国籍を取得した
元NBA選手の桜木を加入させて、ゴール下を強化。

だが、2次リーグでは、肝心のゴール下の防御で後手に回って
得意の速攻に転じられず、常に相手に先行を許した。

大会前には欧州遠征などで高さへの対策を練ってきたはずだが、
主将の佐古は、「アジアは、各国ごとにバスケットのスタイルが全然違う。
それに合わせられなかった」と悔やんだ。
勝負どころでフリースローを外すなど精神面の弱さを克服できず、
鈴木監督は、「国際大会では精神力が大事。もうちょっとハングリーにならないと……」。

とはいえ、現場だけを責めるのは酷だ。
今大会は、日本協会で内紛が続いて評議員会を開けず、
今年度予算が成立しないまま迎えた。
鈴木監督は、「合宿はぜいたくをせずにやってきた」と、
予算を気にかけていたことは明らかだ。

石川武専務理事は、「私が選手なら、そういうことには煩わされない。
そのためにこうなったとは言いたくない」と言うが、
現場が練習、試合に全神経を傾けられる状況でなかったことは否めない。

男子の五輪出場は、76年のモントリオール大会が最後。
石川専務理事は、「コーチの養成が立ち遅れている」と話したが、
世界から遠ざかっている原因は、なにも現場にだけあるのではない。

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20070803k0000m050107000c.html

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今の日本のレベルは、世界で戦える戦力ではない。
体格的なハンデはあるが、それよりも選手個々人の能力が足りない。
NBAで活躍する選手がいないことでも明らか。
国際経験が足りないことも大きな要因。
さらに、bjリーグの選手を日本代表に選んでいないのもおかしい。
日本リーグはいつまでbjリーグを排除するつもりか??

まずは、日本国内のリーグのレベルを高めること。
それには、完全なるプロリーグとして興行すること。
韓国や中国を含めたアジアリーグを創設したっていい。
そして、NBAやユーロリーグに選手をたくさん輩出すること。

サッカーでも徐々に世界レベルに近づいている。
「ローマは一日にしてならず」
日本バスケットの発展を期待!!!
陰ながら応援してます。

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