2008年1月28日月曜日

糖尿病治療に朗報か、インスリン分泌「幹細胞」発見

(読売 1月26日)

血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓のベータ細胞の
もとになる幹細胞を、ベルギーなどの研究チームがマウスで見つけた。
幹細胞が人間でも見つかれば、ベータ細胞の破壊で起こる
1型糖尿病の治療の可能性も広がる。
科学誌セル最新号に発表。

肝臓や血球など体の様々な細胞は、特有の幹細胞から作られるが、
ベータ細胞の幹細胞は見つかっていなかった。
成熟したマウスを使った実験で、
傷ついた膵臓ではベータ細胞が増えることを発見。
その仕組みを詳しく調べ、分泌物を運ぶ導管の近くに幹細胞を見つけた。
ベータ細胞を含む「ランゲルハンス島」(膵島)の様々な細胞を生み出すらしい。

糖尿病の治療では、膵島移植が行われるが、
膵島を培養して増やさなければならない。
幹細胞の発見で、膵島移植が効率よく実施できると期待。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080126-OYT1T00333.htm

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