2008年2月6日水曜日

動物のゲップ:メタン除去技術を開発 帯広畜産大

(毎日 1月22日)

牛や羊などの反すう動物のゲップとともに吐き出される、
温室効果ガスのメタンについて、
帯広畜産大の高橋潤一教授(循環型畜産学)らの研究チームは、
体内から除去する技術を開発。

牛などのゲップから出るメタンは、温室効果ガス全体の約5%を占め、
地球温暖化の防止対策として注目。
反すう動物の家畜は、世界で約30億頭が飼育。
メタンは、胃の中で植物の繊維を微生物が分解・発酵する過程で発生。

高橋教授は、硝酸塩が含まれる飼料を食べた家畜の中毒症状について
研究する過程で、多量の硝酸塩が含まれた牧草を食べた
乳牛のゲップにメタンがほとんど含まれていないことを発見。
さらに、硝酸塩とともにアミノ酸の一種「システイン」を加えると、
中毒を抑えられることが分かった。生乳の品質には影響がない。

高橋教授らは、日本、米国、カナダなど5カ国で技術の特許取得。
酪農国の豪州やニュージーランドなどが関心。

メタンは、同じく温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の
約20倍の温室効果。
06年度、国内のメタンの排出量はCO2換算で約2380万トン、
このうち牛からの排出量は約678万トン。

高橋教授らは、北海道洞爺湖サミットを機に、帯広市で国際シンポジウムを開く。
「温暖化防止のため、二酸化炭素だけでなく、メタンにも関心を持ってほしい。
温暖化への課題を解決する方法を紹介しながら、議論していきたい」。

http://mainichi.jp/select/science/news/20080123k0000m040139000c.html

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