2008年1月22日火曜日

エビさんの食べるスポーツ:祭りの後の強者

(毎日 1月7日)

今年も年末年始に、駅伝、サッカー、ラグビー、アメフットなど、
各地でスポーツの熱戦が繰り広げられた。
アスリートのパフォーマンスの素晴らしさは、
たくさんの人々に感動と驚きを与えたことだろう。

その一方で、つかの間の正月休みに身を委ねたアスリートも多い。
家庭の中で家族と、故郷に戻り旧友たちと、戦いのことはしばし忘れて
おいしいものを存分に楽しんだことだろう。

しかし、夜更かしや朝食抜きなどでハメをはずした期間は、
体のリズムを静かに狂わせる。
ビルドアップしてきたアスリートの体というのは、それほど敏感。
また、食べ方のリズムが狂うと取る栄養素にも偏りがでてくる。
この時、自分の癖がでやすいのだ。
まず、塩分・糖分の過剰になりやすい。
そして、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの必要なものが不足。

さあ。どうするか?
反省はしなくてもいい。
すでに新しい年を迎えているのだ。
一度リセットしたつもりで、前を向いて新しい行動を起こしてほしい。

失ったリズムは、朝からこまめに体を動かし、
確かな空腹感を取り戻すことからはじめよう。
そして、水を飲もう。
濃い味に慣れすぎた舌に健全な感覚を取り戻すためには、
お茶やコーヒーよりも水を補給し、舌の感覚を研ぎ澄まそう。
食べない時間をしっかり作り、味付けを薄味にし、
甘いものを食べることを一時やめてみる。

リセットしてみれば、アスリートの体はきっと再起動できる。
アスリートの体は、年末年始のハメはずしくらいで
崩れ去ってしまうほどヤワじゃない。

http://mainichi.jp/life/health/chie/news/20080107ddf035050025000c.html

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