2008年3月14日金曜日

お茶の花からメタボ対策の新素材!?茶花研究会が発足

(J-CAST 2008/2/13)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策への関心が高まるなか、
お茶の花(茶花:ちゃか)の成分に注目して研究を進める
「国際茶花研究会」が発足。

「お茶」の葉に含まれるカテキンが、老化の防止や血中のコレステロール値を
整えたり、便秘の予防などに有用という研究結果はすでに出ていた。
お茶の花にも、サポニンやフラボノイドといった成分が含まれ、
脂肪吸収の抑制作用や腸運動亢進作用から
メタボの原因といわれる肥満や糖尿病の予防に役立つのでは。

4月からメタボリックシンドロームに対応した特定健診や特定保健指導が
導入されることもあり、肥満対策への関心が高い。
近畿大学薬学総合研究所の村岡修教授は、
「近年、科学的な裏づけのない健康食品が問題になっているが、
研究を通じて(茶花の)安心、安全性を保てるようにし、
新たな効能の発見にもつなげていきたい」。

京都薬科大学の吉川雅之教授が行った臨床治験では、
茶花抽出エキスを40人の成人に1か月間投与したところ、
平均1.70~2.50キログラムの体重の減少を確認。
「茶花にあるサポニンが糖分の吸収を抑制することは報告され、
ダイエットについて指摘するのはおそらく初めて」。

アンチエイジング研究の順天堂大学大学院・白澤卓二教授は、
「メタボにみられる脂肪の蓄積は、20~30年かけてしのび寄るので、
生活で密着したプログラムでの改善努力が必要」、
食事と運動の重要性を改めて語った。

お茶は、白い椿のような美しい花をつける。
花を咲かせると、茶葉に必要な栄養分が行かなくこともあり、
これまで茶園の農家に見向きもされなかったが、
ここにきてメタボ対策という思わぬ活用法が出てきた。

http://www.j-cast.com/2008/02/13016608.html

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