2008年3月12日水曜日

骨壊す細胞つくる酵素発見 粗しょう症の治療に道

(共同通信社 2008年3月7日)

体内で過剰になると、骨粗しょう症や関節リウマチを起こす「破骨細胞」を
つくる酵素を、高柳広・東京医科歯科大教授(骨免疫学)らのチームが発見。
人でこの酵素の働きを抑える物質が開発できれば、
これらの病気の治療薬につながる可能性がある。

破骨細胞は、骨を吸収する役割をしており、骨をつくる骨芽細胞と
バランスよく働くことで正常な骨を保っている。

破骨細胞で働いている遺伝子を網羅的に解析。
Btk」と「Tec」という2つの酵素をつくる遺伝子の働きが
高まっていることを見つけた。

遺伝子を欠いたマウスを作製したところ、破骨細胞がつくられず、
骨がすき間なく埋まり強度が低下する「大理石骨病」を発症。
2つの酵素が、破骨細胞を形成する役割をしていると判断。

2つの酵素の働きを抑える薬剤を、関節リウマチや骨粗しょう症を
発症させたマウスに投与したところ、症状が改善。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=69059

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