2008年10月4日土曜日

末崎中学校がわかめの学習で、時事通信社第二十四回教育奨励賞の優秀賞に

(東海新報 10月1日)

大船渡市末崎町の市立末崎中学校(櫻田靖三校長)が、
時事通信社の第24回教育奨励賞で、全国58校の中から優秀賞に。
ワカメの栽培から販売までの、総合的な学習の取り組みが高く評価。

表彰式は、今月27日に東京都実区の時事通信ホールで開かれる。
この賞は、創造性に富んだ特色ある教育の実践に
顕著な業績を上げた学校を表彰。

「授業の革新」と「地域社会に根ざした教育」の観点で審査。
同社記者の取材レポートを参考に、五人の審査委員が選考。

優秀賞は2校選ばれ、文部科学大臣奨励賞は新潟市立浜浦小学校が受賞。
優良賞と努力賞を含め、入賞校は本県で末崎中学校のみ。
優秀賞2校には、表彰状や記念品のほか、副賞として100万円が贈られる。

末崎中学校では、「総合的な学習の時間」を「産土(うぶすな)タイム」と命名。
末崎地区は、養殖ワカメの発祥地で水産業が主産業であり、
平成14年から全学年が「海と生きる」をテーマにした取り組みを行っている。
ワカメの生態学習から、養殖作業、加工までの体験に加え、
修学旅行先の東京都内での販売まで、3年間で系統的に学んでいる。

同賞には、大船渡市教委の推薦を受けて応募。
受賞理由では、「地元への興味を高める工夫が面白い」、
「キャリア教育としてかなり大きな意味を持つ」などと大きな評価。

同校では、受賞に関係者とともに喜びの表情。
表彰式には櫻田校長と岩崎弘教務主任が出席。

http://www.tohkaishimpo.com/

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