2007年10月21日日曜日

血液検査で早期診断 アルツハイマー病で米研究

(共同通信 2007年10月16日)

アルツハイマー病の初期症状や将来の発症について、
血液検査で診断・予測する方法を発見したと、
米スタンフォード大などの国際チームが発表。

アルツハイマー病は、健忘症状などを初期症状とするが、
初期段階や発症前の診断は困難。
早期診断に成功すれば、進行を遅らせる治療が効力を発揮する可能性が。

チームは、脳が信号を伝達するタンパク質の放出を通じて
体の機能を制御していることに着目。
信号伝達に関する既知のタンパク質120種類について、
アルツハイマー病患者とそうでない人の血液試料を調べたところ、
患者には18種類のタンパク質が多く含まれていることが判明。

これら18種類のタンパク質を指標に、92人の血液を調べると、
約90%の確率で患者かどうかを判別できた。
軽度の健忘を示した47人を追跡調査した結果、
約80%の確率で、2~6年後の発症を予測。
さらに症例を増やして、数年後の実用化を目指すという。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=57900

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