2008年2月27日水曜日

緑茶たっぷり、胃がん撃退 喫煙者には効果なし

(共同通信社 2008年2月22日)

緑茶の渋味成分であるポリフェノールの血中濃度が高い女性は
低い女性に比べ、胃がんの危険性が約3分の1との疫学調査結果を、
厚生労働省研究班(主任・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が発表。
緑茶を習慣的に多く飲んでいると、血中濃度も上がる。

男性も含めて喫煙との関係をみると、
ポリフェノールの血中濃度が高い非喫煙者は胃がんの危険性が低いが、
血中濃度が高い喫煙者は、危険性がやや上がる傾向。

研究班の井上真奈美国立がんセンター室長は、
「たばこと緑茶の組み合わせが悪いのではなく、
緑茶をたくさん飲んでも、喫煙で効果が打ち消されてしまうためでは」。

岩手、秋田、大阪など9府県の40-69歳の男女約3万7000人を平均12年追跡。
この間に胃がんになった494人と、ならなかった同数の人たちについて、
保存してあった血液の成分を比較。

その結果、複数ある緑茶ポリフェノールのうち
「エピカテキン3ガレート(ECG)」が、血液 1ml 中に 9.3ng 以上
検出された女性は、検出されなかった女性より胃がんの危険性が低い。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=68040

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