2008年8月12日火曜日

食育推進計画進まず 県内わずか8市町村

(岩手日報 8月5日)

県内35市町村のうち、「食育推進計画」を作成したのは8市町村
全国に先駆けて食育に取り組んできた本県だが、
計画を作る予定のない市町村は15。

職員数の少ない小規模町村から、「手が回らない」との声。
食育を進めることは、法で自治体の責務、県は計画づくりを求めている。

計画を作った市町村は、一関、八幡平、滝沢、紫波、矢巾、金ケ崎、山田、
一戸の8市町村。県は2006年2月に作成。
盛岡、宮古、遠野、釜石、軽米、大船渡、花巻、岩泉の8市町が、
本年度内の作成を計画。
大槌、洋野の2町が10年度までの作成を目指す。

北上市、岩手町など15市町村で作る予定がない。
「食育の窓口が一本化されていない」(普代村)、
「計画がなくても、各課が連携して取り組んでいる」(岩手町)。
主に人手の少ない小規模町村で作成が遅れている。

県内で注目されるのが、紫波町の取り組み。
地域力による食育の推進を掲げ、町民の声を聞くワークショップのほか、
庁内、生産者、消費者、栄養士、民間非営利団体(NPO)などから、
食にかかわりの深いメンバーを計画策定委員に選び、現場の意見を反映。

国の「食育推進計画づくりのすすめ」でも紹介。
町農林課の藤尾智子食育推進主幹は、
「将来の方向性を定め、そこに向かって計画的に取り組める」と
計画作成の意義を語る。

県環境生活企画室の小川肇食の安全安心・消費生活担当課長は、
食育は、人づくりやまちづくりにもつながる。
地域の特性を生かした計画を作ってほしい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080805_12

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