2007年9月19日水曜日

じょっぱり魂―“団塊の名将”齋藤重信と盛岡商業サッカー部全国制覇への軌跡



「じょっぱり魂―“団塊の名将”齋藤重信と盛岡商業サッカー部全国制覇への軌跡」
吉沢 康一著、日刊スポーツ出版社


新年が始まって早々、素晴しい偉業が生まれました。
全国高校サッカー選手権で、盛岡商業が初優勝!!!

同じ岩手県人として、とても嬉しかったです。
なにせ、岩手はスポーツで全国一になることはあまりないし、
サッカーや野球といったメジャースポーツではなおさらです。

大雪によるグラウンドの制限、少ない人口、長い移動距離、施設やコーチの不足、
などと関東、関西圏などの都市と比べて、マイナス要因があります。


このようなハンディを克服しつつ、盛岡商業らしい
豊富な運動量を生かしたスピード感あるサッカーを目指して、
生徒や監督、コーチ、父兄たちが一丸となって取組んだ結果が、
全国優勝という偉業を生み出したと思います。

斉藤監督の病気は、とても選手たちに衝撃を与えたと思います。
でも、このアクシデントをネガティブではなく、ポジティブに結び付けていったことが、
精神的なたくましさを生み出したのではないか。

私たちの生活でも、いつ、いかなるアクシデントが起こるかもしれません。
それに対し、どう対処するか?
ダメだ~と落ち込むか、何のこれしき!と立ち向かうか?

アクシデントを乗り越えて、優勝という結果を掴み取った盛岡商業イレブンに、
賞賛すると同時に、改めて人間の強さを学んだ気がします。

0 件のコメント: