2007年8月9日木曜日

緑内障にも関連か アルツハイマー原因物質

(共同通信社 2007年8月8日)

アルツハイマー病の原因物質とされる「ベータアミロイド」という
タンパク質によって網膜の神経細胞が死に、
緑内障の発症原因にもなっていることを突き止めたと
ロンドン大の研究チームが米科学アカデミー紀要(電子版)に発表。

アルツハイマー病治療に向けて開発中の新薬を使ったラットの実験で、
目の神経細胞の損傷を抑える効果があったという。

緑内障は、眼圧が高くなって視神経を圧迫すると考えられていたが、
眼圧が正常なままの「正常眼圧緑内障」も多く、
その発症の仕組みはよく分かっていない。
研究チームは、緑内障の治療法の進展が期待できるとしている。

研究チームのフランチェスカ・コルデイロ博士は、
「アルツハイマー病の患者すべてが緑内障になったり、
緑内障の患者がアルツハイマー病になりやすいわけではない。
緑内障には数多くの危険因子がある」。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=52019

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ベータアミロイドがアルツハイマー病の原因物質であることは分かっていましたが、
緑内障にも関与していたとは!!
アミロイドは脳神経全体に分布するので、
他の脳神経疾患にも関与している可能性はありますね。
このような基礎実験の積み重ねによって、
早く有効な治療法、予防法が確立されることを期待しています!!!

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