2008年7月5日土曜日

堺市臨海部に世界最大級の太陽光発電施設計画

(サイエンスポータル 2008年6月24日)

堺市臨海部に、世界最大級の太陽光発電施設を建設する計画を
関西電力、シャープ株式会社、堺市が公表。

関西電力が建設する発電出力1万キロワットの太陽光発電所と、
シャープと進出企業によるコンビナートの各工場の屋根上などに
シャープと関西電力グループが共同で設置する
太陽光発電施設(発電出力最大1万8千キロ)の2施設から成る。

1万キロワットの太陽光発電所は、堺第7-3区産業廃棄物埋立処分場の
敷地(大阪府から借用予定)内に建設。
来年度に着工し、2011年度完成の予定。総事業費は約50億円。

工場の屋根などに設置される発電施設は、10年3月までに着工、
11年3月までに運転開始の予定。
シャープが、10年3月までに稼動を予定している太陽電池新工場で
生産する薄膜シリコン太陽電池モジュールが採用。

太陽光発電は、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを排出しない
発電システムとして各国で導入が急がれている。
関西電力やシャープはこの計画により、年間1万トンのCO2削減の見込み。

日本は京都議定書により、1990年の温室効果ガス排出量
(CO2換算で12億6,100 万トン)の6%削減を2008年から12年までに
達成することが義務づけ。

0 件のコメント: