2007年11月8日木曜日

アルツハイマー予防効果も 岩手大などハーブで実験

(共同通信 2007年10月23日)

ハーブの一種、ローズマリーに多く含まれるカルノシン酸に、
脳細胞死を防ぐ効果があることを動物実験で確かめたと、
岩手大学などの日米合同研究チームが発表。
アルツハイマー病やパーキンソン病の予防、治療薬の開発につながる可能性がある。

岩手大の佐藤拓己・准教授(神経化学)は、
共同研究した化学品専門商社「長瀬産業」(大阪市)とカルノシン酸を使った
サプリメントの製品化も目指している。

実験では、マウスの右脳の動脈を人工的に約2時間閉塞させ、
脳神経細胞が死ぬ状況をつくり、実験前にカルノシン酸を投与したマウスと
投与しなかったマウスそれぞれ9匹の脳を24時間後に調べた。
その結果、投与しなかったマウスの右脳の細胞52%が壊死したのに対し、
投与したものは34%にとどまった。

佐藤准教授は、カルノシン酸が脳細胞死を抑制する遺伝子を
活性化させたことを確認したとし、
「カルノシン酸は毒性が低く、アルツハイマー病などの治療薬開発につなげたい」。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=58733

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