2007年12月17日月曜日

音楽が女性ホルモンと作用 性別で不安緩和効果に差

(共同通信社 2007年11月15日)

音楽を聴くと不安が和らぐ効果には、女性ホルモンの作用が関係し、
これが性別による効果の差を生んでいる可能性があることを、
徳島大の近久幸子・助教(環境生理学)らの研究チーム
マウスを用いた実験で突き止めた。

不安が音楽によって取り除かれるとの報告は多いが、
男性より女性で効果が強く現れる傾向があり、理由は不明。

高所で不安定な実験装置にマウスを入れて行動を分析。
メスにクラシック音楽を聴かせると、装置から落ちそうな場所を避けるなど
不安を示す行動が減った。

オスではこの効果がなく、女性ホルモンの一種プロゲステロンを
働かなくしたメスでも効果が消失。
この物質が、音楽による不安緩和に重要な役割を果たしており、
性別で効果の差が出る一因と結論。

マウスでは、単純な音階とリズムの組み合わせでも緩和効果がみられ、
近久助教は、「どのような聴覚要素が効くのか突き止めたい」。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=61394

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