2008年3月24日月曜日

バチカン、「麻薬」「公害」「遺伝子操作」を罪に

(CNN 2008.03.11)

バチカン・ローマ法王庁のジャンフランコ・ジロッティ師は、
新たに「麻薬」と「公害」、「遺伝子操作」を「罪深い行為」として扱う。
これらは世界的な規模で、社会的な影響を与えている。

ジロッティ師は、バチカン内赦院の内赦執行官を務めるローマ法王庁の高官。
この3つの行為について、「実験と遺伝子操作によって、
人間の基本的な権利が脅かされる」。

麻薬は、人々の知性を覆い隠して心を弱らせ、
公害は、富める者と貧しい者の格差を社会的にも経済的にも拡大、
「社会的な不公平を生み出す」と非難。

カトリックには、神からの離反と見なされる「大罪(mortal sin)」と、
神に背く行為の「小罪(venial sin)」がある。
「大罪」は、ダンテ「神曲」で知られる
「淫欲」、「どん欲」、「強欲」、「怠惰」、「ねたみ」、「高慢」。
大罪を犯した者は、神の前で告白し、悔い改めなければ
地獄で火あぶりになる。

しかし、全世界的な社会問題などを見て、
新たに「罪」も現代化させる必要があると判断したという。
イタリア人のカトリック教徒のうち、教会へ懺悔に行かない人々、
約60%に増加したことも、「罪」の内容を見直すきっかけに。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200803110023.html

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