2008年7月26日土曜日

アスタキサンチンに脳の認知行動能力を向上させる可能性運転やスポーツでの判断力・敏捷性・注意力などのアップに期待

(日経ヘルス 6月6日)

ヤマハ発動機ライフサイエンス研究所は、
順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座の白澤卓二教授と
アンチエイジングサイエンス社との共同研究で、
「アスタキサンチン」に脳の認知行動能力を改善する
可能性があることを確認。

今回の研究では、認知症などの脳機能障害には該当せず、
加齢に伴う物忘れ傾向を自覚している50歳以上69歳以下の
健常男性10人を対象。

アスタキサンチン(ヤマハ発動機社製 ソフトカプセル)を
1日12mg、12週間摂取してもらい、摂取の前、摂取6週後、摂取12週後
それぞれで認知機能検査を実施。

その結果、摂取12週後には、反応の早さ、正確さ等の各種指標が改善。
記憶力の向上なども認められた。
第8回日本抗加齢医学会総会 (http://www2.convention.co.jp/8jaam/)

◆炎症の元を抑える天然色素成分

アスタキサンチンは、サケやイクラ、エビ、カニ、オキアミなどに
多く含まれる天然の色素成分で、海洋性のカロテノイドの一種。
一重項酸素の持つエネルギーを受け取り、
安定した三重項酸素にする強力な抗酸化作用を持つ。
その作用は、ビタミンCの90倍、ビタミンEの25倍とも。

疲労回復や肌の老化を抑える作用、抗炎症作用など、
幅広い機能があることも知られている。
アルツハイマー病の発症予防に対する効果なども期待され、
動物試験では記憶や学習に関する改善効果が報告。

ヤマハ発動機は、生活習慣病や老化への関連が指摘されている
炎症性サイトカインなどの生成を特異的に阻害し、
「炎症」を元から抑える。

http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20080605/101899/

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