2008年3月5日水曜日

ナノ素材、健康に悪影響?厚労省が指標・安全対策を検討

(読売新聞 2008年3月3日)

厚生労働省は、ナノテクノロジーで製造した炭素材料などが
人体の健康に与える影響
について、検討を始めた。

1ナノ・メートル(10億分の1メートル)程度の細かい材料を扱う
工場の勤務者や周辺住民、消費者が、吸い込んだ場合の危険性を
判断する指標や安全対策について、結果をまとめたい。

検討対象は、酸化チタンなど「ナノマテリアル」と呼ばれる物質。
医薬品や化粧品、塗料などの素材として使用。
動物実験では、肺や脳に悪影響を与えると指摘される一方、
明確な科学的根拠はないとされていた。

だが、深刻なアスベスト問題の表面化などを受け、
厚労省は、予防的な観点から工場でナノ素材を浴びない
安全策を取るよう都道府県に通知。
最新の研究論文などを基に具体的な対策を議論。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080303-OYT1T00586.htm

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