2008年7月19日土曜日

十分な運動でアルツハイマー病の進行を遅らせる可能性と

(CNN 7月15日)

十分な運動量があれば、初期アルツハイマー病において
脳の萎縮速度が遅くなる可能性を、米国の研究者が米神経学会誌に発表。
脳の萎縮速度は遅くなったものの、精神的な面では有意差がなかった。

カンザス大学医学部のジェフリー・バーンズ博士は、
初期アルツハイマー病の患者57人を対象に、
運動量と脳の萎縮についての関係を調査。
トレッドミル上で歩かせて、MRI(磁気共鳴断層撮影)で脳の状態を観察。

結果、運動量の多かった患者の方が、少なかった患者よりも、
脳が萎縮しにくかった。

バーン博士によると、脳は加齢に伴い萎縮するが、
アルツハイマー病の場合はその速度が通常の2倍。

今回の調査が、継続的なものではないことから、早急な結果は出せないとして、
今後より深く研究することが必要。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200807150030.html

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