2008年7月17日木曜日

ビフィズス菌増やす糖 おなかに良い粉ミルクも

(共同通信社 2008年7月10日)

人の母乳に含まれる糖の一種に、整腸作用があるビフィズス菌を
増やす効果があるのを、京都大の山本憲二教授らと
食品総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームが突き止めた。

これまで母乳で育てた赤ちゃんの腸には、粉ミルクで育てるより多くの
ビフィズス菌がいることが分かっていたが、詳しい理由は不明。

チームは、この糖を人工的に合成することに成功。
山本教授は、「これを加えることで、赤ちゃんのおなかに
良い粉ミルクを作ることができそうだ」。

菌を増やす効果があるのは、糖の最小単位が2つくっついた
「二糖」と呼ばれる分子。
母乳中には、それより大きなオリゴ糖の一部として含まれている。

山本教授らは、ビフィズス菌がオリゴ糖から二糖だけを切り離す酵素を
持つことを確認。
菌が二糖を栄養として取り込み、盛んに増殖する仕組みを備えていることを
遺伝子レベルで解明。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=77157

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