2010年12月31日金曜日

「減クルマ」でCO2削減40トン 盛岡市など3市

(岩手日報 12月19日)

県公共交通利用推進協議会(会長・達増知事)は、
公共交通の利用推進とCO2排出抑制の取り組み
「減クルマチャレンジウイーク」(10月4~11日)の結果をまとめた。

盛岡、一関、釜石の3市で、1万4592人が参加、
約40トンのCO2を削減。
県は、全域に運動を拡大する方針。

チャレンジウイークは、今年で3年目。
3市で269事業所が参加し、通勤を自家用車から公共交通に切り替えたり、
私生活でのエコ運転や車利用を控えるなどに取り組んだ。

取り組み結果は、車の利用距離で、地球約4・2周分に当たる
16万7124kmを抑制。
1日当たりのCO2削減量は5トン。
参加者は、1年目の5381人から1万4592人まで拡大。
参加者からは、「マイカー生活を見直すことができた」、
「健康にも良く続けたい」などの声があり、意識の高まりを感じさせた。

公共交通が充実していない地域では、運動をどう浸透させるかが課題。
今回、エコ通勤の手段で鉄道・バスを選択した人は、
盛岡が38%だったが一関11%、釜石19%と低かった。
一関市協働推進課の佐藤武生課長補佐は、
「通勤で、公共交通を使うことが難しい地域もある」と現状を語る。

CO2削減の取り組みとともに、公共交通を守る意識の浸透も
求められそうだ。
県地域振興室の野中広治交通課長は、
「チャレンジ参加をきっかけに、公共交通への理解が深まっている。
地道に運動を広めたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101219_13

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