2010年12月30日木曜日

三重大など日本人研究、遺伝子2種発見

(2010年12月22日 読売新聞)

三重大は21日、日本人の心筋梗塞発症に関連する
2種類の遺伝子を発見したと発表。

発症の危険性を予測し、個人の遺伝情報に基づいた
個別化予防が期待。

遺伝子を発見したのは、同大生命科学研究支援センターの
山田芳司教授(54)と、理化学研究所などの研究チーム。

日本、韓国両国の計1万7447人分のヒトゲノムの一部を解析し、
「BTN2A1」と「ILF3」の2遺伝子が、日本人の心筋梗塞と
強い関連があることを突き止めた。
心筋梗塞を発症させる遺伝子は人種によって異なり、
20~30の遺伝子が関係。
今回の研究では、韓国人の発症と両遺伝子の関連は見られなかった。

欧米では白人での研究が進み、日本人に関連するとみられる
遺伝子は3種類見つかっている。
山田教授らは、新たに2種類の遺伝子を確認。
山田教授は、「日本人での研究をさらに進め、
治療薬の開発につなげたい」

研究成果は今後、欧州動脈硬化学会誌「アテロスクレローシス」に掲載。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/12/22/130212/

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