2007年12月3日月曜日

「チーム北島」の河合氏 マックSSで水泳フォーム指導

(東海新報 12月2日)

大船渡市大船渡町のマックスイミングスクールで、
アテネ五輪金メダリスト・北島康介選手の泳法分析を担当した
工学博士・河合正治氏によるスクール生対象の泳法技術指導が行われた。
選手らは、世界レベルのアドバイスを熱心に聞き、
今後の飛躍への足がかりとしていた。

同スクールでは、選手のフォーム改善を目的に、
河合氏に三年ほど前から定期的な分析を依頼。
これまでは雫石町の県営プールなどで行われていたが、
大船渡市の同スクールでの指導は初めて。

河合氏は、工学的な泳法分析の第一人者で、
数多くのトップスイマーを技術面で支援。
北島選手には、中学三年時からフォーム改善の助言を与え、
アテネ五輪前には科学的な側面も取り入れながら北島選手を支えた
「チーム北島」の一員として、金メダル獲得に大きく貢献。

スクール生への講義と泳法撮影が行われ、
小学生から大学生までの選手と保護者ら約六十入が参加。
講義で河合氏は、模式図や水中映像を使い、
水の抵抗を受けにくいターン技術などを指導。
「種目によりターンで、0・3~0・5秒差が出る」と聞いた選手らは
熱心に耳を傾けていた。

撮影した水中映像にコンピューターで解析を加え、
選手一人ひとりにフォーム改善をアドバイス。
画面上でスクール生と北島選手とのフォーム比較も行われるなど、
レベルの高い指導が展開された。
選手らもその場で体を動かしてフォームを確かめるなど、
指導内容を忘れないよう必死。
「これでタイムが1秒は縮まるはず」、「来年は県新を目指そう」など、
具体的な目標を与えられ笑顔でうなずく姿も。

盛小五年の鈴木寿真くんは、
「前回より泳ぎの姿勢が良くなったと言われてうれしかった。
泳ぎ込みを頑張りたい」と笑顔。
大船渡中一年の佐藤亘くんも、
「教わったことは難しい内容だけど、努力して改善したい」。

http://www.tohkaishimpo.com/

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これは、選手にとって素晴しい経験ですね。
トップレベルのアスリートはどういう指導を受け、泳ぎ方をしているのか、
直接教わり、アドバイスをもらう機会はなかなかないです。
特に地方では。
水泳がもっともっと発展するためにも、
このような機会がたくさんあってほしいですね。

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