2011年7月10日日曜日

海洋生物に迫る大量絶滅の危険性 科学者らが報告書

(CNN 6月22日)

世界の海洋生物が、大量絶滅の危機に直面していることが、
各国の科学者らによる暫定報告書で明らか。

報告書は、海洋研究国際計画(IPSO)の呼び掛けで今年4月、
英オックスフォード大学での会議に参加した18団体、27人の
専門家チームが、国際自然保護連合(IUCN)と共同でまとめ、国連へ提出。

会議では、海洋の汚染や酸性化、水温上昇、魚の乱獲、
酸素濃度低下の影響を総合的に検討し、地球史上で過去5回あったとされる
大量絶滅期と同様の条件がそろっているとの結論。
今後、一世代のうちにサンゴ礁が消滅するなど、
海洋の生態圏全体が失われる恐れがある。

生態系の破壊が、予想以上の速さで進行していると警告。
一部の魚は、行き過ぎた商業漁業によって、
以前の1割以下まで減ったとも指摘。

IPSOの研究責任者を務めるオックスフォード大の
アレックス・ロジャーズ教授は、大気中に放出されて海洋に吸収される
CO2量はかつてない勢いで増加し、CO2サイクルの乱れは
過去の大量絶滅でもみられたと強調。

http://www.cnn.co.jp/fringe/30003149.html

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