2011年7月15日金曜日

糖尿病に関与のタンパク質 東大が特定、新薬に期待

(2011年7月5日 共同通信社)

肥満による糖尿病や動脈硬化の発症に、深く関わっているとみられる
タンパク質を、東京大の宮崎徹教授(疾患生命科学)らのチームが
マウスで特定、4日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表。

宮崎教授は、「人でも、このタンパク質の働きを抑えれば、
生活習慣病になりにくくなるだろう」、
生活習慣病を予防する新たな薬剤開発につながる可能性。

特定されたタンパク質は、免疫細胞の一種が分泌する「AIM」。
遺伝子操作で、体内でAIMを作れなくしたマウスと、
通常のマウスに約3カ月間、高カロリーの餌を与えて太らせ比較。
通常のマウスは、糖尿病などと同様の症状を起こしたが、
AIMを作れなくしたマウスはほとんど発症しなかった。

人でも肥満が進むと、免疫細胞の働きで全身の臓器や器官に
慢性的な炎症が起こり、生活習慣病発症のきっかけとなる。
チームは、AIMが免疫細胞を活性化させるとみている。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/7/5/138971/

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