2010年11月6日土曜日

緑茶で乳がん防げない? 1日10杯でも差なし

(2010年10月28日 共同通信社)

緑茶をたくさん飲んでも、乳がんになる危険度は変わらない、
とする疫学調査結果を国立がん研究センターが発表。

1日10杯でも差はなく、同センター予防研究部の岩崎基室長は、
「緑茶の摂取で、乳がんの予防効果は期待できない」

緑茶に含まれるカテキンなどのポリフェノールには、
抗酸化作用があり、動物実験などでは乳がんを予防する可能性が
示されているが、人間を対象とした疫学研究では結果はさまざま。

1990年と93年から、岩手など9府県の40~69歳の女性
計約5万4千人を、平均14年追跡調査。
期間中、581人が乳がんを発症。

緑茶を飲む頻度が週に1杯未満から、1日5杯以上まで、
飲む頻度を6段階に分けて比べたが、はっきりとした関連はみられなかった。

約4万4千人について、緑茶をよく飲むグループを細分化して分析
(追跡期間は約10年)。
1日7~9杯、10杯以上など頻繁に飲む人での危険度の違いも
調べたが、関連はなかった。
煎茶と番茶・玄米茶との違いも、危険度には影響しなかった。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/10/28/127604/

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