2010年11月2日火曜日

「疲労感」心臓発作の兆候 リスク2倍、大阪市大調査

(2010年10月26日 共同通信社)

疲労を強く感じている人は、心臓発作や脳卒中などの心血管疾患を
発症するリスクが、そうでない人の2倍以上高いことが、
大阪市立大チームの調査で分かった。

大学によると、疲労が心血管疾患の兆候となることを
データで示したのは、世界で初めて。
チームの小山英則元大阪市大講師(現兵庫医大)は、
「疲労を和らげることで、心血管疾患のリスクを下げることが
できるかもしれない」

「足もとがふらつく」、「このごろ体が重く感じる」など64項目を、
5段階で尋ねる問診票を使い、人工透析を受けている患者788人を
対象に疲労、うつ、過労、睡眠障害などの程度をそれぞれ20点満点で調査。

約2年間追跡し、疲労度が高かった14・7%の患者では、
高くない患者よりも心血管疾患を発症するリスクが2・17倍高かった。
自律神経失調も、兆候となる可能性がある。

チームは、疲労によって心臓の働きを調節している自律神経の
バランスが崩れ、心血管疾患が発生しやすい状態になっている。

小山元講師は、「人工透析を受けている人は、
心血管疾患のリスクが高いが、今回の結果では、透析とは関係なく、
疲労自体が兆候となっており、一般の人にもあてはまる可能性がある」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/10/26/127456/

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