2010年12月24日金曜日

100歳食 長生きのコツ、五色の食材 食文化史研究家・永山久夫さん、紹介

(2010年12月14日 毎日新聞社)

長生きのコツは、五色の食材。
古くからの郷土の食事を見直し、大いに笑いながら暮らそう--。
食文化史研究家で、西武文理大客員教授の永山久夫さん(78)が、
健康に生きるための食事の重要性を強調し、
自ら考案した「100歳食」を紹介。

永山さんは、同市内の高齢者ら約150人を前に、
健康維持のためにどんな食事が必要かを説明。
「100歳食」を、参加者全員で試食。

五色は、白=エネルギー源になる米、小麦粉、ソバ粉、雑穀、
黄=たんぱく質の大豆、卵黄、乳製品など、
緑=ビタミンCなどで、ホウレンソウ、ニラ、わかめなど、
赤=動物性たんぱく質など、牛、豚肉、ニンジン、
黒=若さを保って体を浄化する黒ゴマ、ナス、こんにゃくなど。

永山さんは、「人口の半分以上を65歳以上が占める限界集落が、
20年後には国中に広がり、日本全体が『限界国家』になる

日本人の平均寿命が男79歳、女86歳に対し、
自立して生活できるとされる「健康寿命」は男72歳、女78歳。
その差の男性7年間、女性8年間に発生する医療費が、
日本の財政を悪化させていると説明、
高齢者の健康が単に個人の問題ではないことを指摘。

誰の世話にもならず健康に暮らしたい、
と願う高齢者の切実さを反映し、聴衆は熱心にメモを取った。
「ストレスが免疫力の大敵」と言う永山さんは、
くよくよと悩んだり生真面目であるよりも、
細かいことにとらわれずよく笑い、
積極的に地域と交わる生き方を推奨。
健康で新たなことに挑戦する“大老人”たれ、と参加者を激励した。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/12/14/129796/

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