2011年1月14日金曜日

「医療イノベーション推進室」で競争力強化

(2011年1月8日 毎日新聞社)

政府は、医薬品開発や再生医療の国際競争力を高めるため、
内閣官房に「医療イノベーション推進室」を設置。

世界級の研究者をトップに据え、基礎研究から実用化まで、
産学官が省庁の壁を超えて連携する。

室長には、ゲノム研究の第一人者の中村祐輔・東京大教授、
室長代行には再生医療が専門の岡野光夫・東京女子医大教授と
ノーベル化学賞を受賞した田中耕一・島津製作所フェロー
(いずれも兼任)が就任。

政府の組織で、研究者がトップを占めるのは異例。
スタッフ23人は厚生労働、経済産業、文部科学、内閣府の
各省庁官僚に加え、研究者や製薬、医療機器メーカーからも起用。
今年夏に控える12年度政府予算の概算要求に向け、
作業部会を設置して議論。

中村室長は、「戦略的な取り組みがなかったため、
日本は医療・健康分野で競争力を失いつつある。
省庁の壁を超えた戦術を練り上げて、日の丸印の医薬品、医療機器、
再生医療の開発に取り組みたい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/1/11/130690/

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