2011年2月17日木曜日

子育て支援と図書館「合体」 花巻市が複合施設構想

(岩手日報 2月3日)

花巻市の大石満雄市長は、子育て支援の拠点施設「こどもの城」と
市立図書館との複合施設を、同市城内の新興製作所跡地に
整備したい意向を表明。

同社との交渉に基づき、2011年度内に場所を決め、
早期開設を目指す方針。

跡地への施設整備は、中心商店街活性化の面からも期待が高く、
今後の動向が注目。
今回の複合施設構想が表面化したのは初めて。

商店街組合、行政区、障害者保護者会など、
市内16団体の代表者が、新興製作所の旧本社社屋(2階建て)を
活用した複合施設整備の陳情書を提出。
大石市長は、「私も同じ考え。11年度内に(場所を)確定したい」

こどもの城構想は、大石市長が昨年の市長選マニフェストに
掲げた目玉施策。

障害の有無にかかわらず、子どもに関する悩みや質問に対応する
相談窓口を軸とした総合拠点施設に位置付け。
既存の花巻図書館は、狭く老朽化し、建て替えを望む声が強い。

新興製作所は、07年に移転後、跡地は事実上、空き状態。
同社と市の間では数年前から、高台にある旧本社社屋の売却交渉が
進められてきた経緯がある。

陳情で、住民団体側は衰退する中心商店街の再生可能性などを訴え、
跡地への施設整備を要望。

大石市長は、「恒久的に利用する施設があれば、人の流れは続く。
(新興側には)相当の理解をいただいている」と実現に前向きな見解。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110203_8

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