2011年2月19日土曜日

県北観光の担い手を育成 「食」中心、先進例学ぶ

(岩手日報 2月15日)

県北地域の市町村や観光団体などで組織する、
穀彩王国推進実行委(会長・小松務二戸市観光協会顧問)は、
県北の観光振興に向け、地域の人材育成に力を入れている。

全国で先駆的な取り組みを展開する経営者らを招いて
講演会を開き、食を中心とした地域づくりのノウハウを吸収。

穀彩王国は、雑穀を取り入れた食文化がテーマの観光イメージ。
県が、観光・誘客推進を目的に呼び掛け、
1997年に発足、県北7市町村で運営。

当初は、首都圏や仙台、青森などの観光客を対象に、
県北を巡るモニターツアーを企画。
2006年から、海外からの観光客誘致を目指し、
台湾の旅行代理店をツアーに招いた。

08年から、人材育成を目的に、地域づくりで成功した経営者らを招いて、
「元気の出る講演会」を開催。
ユズやそば、豆腐など食を中心テーマに実践内容を聞き、
観光促進につながる方策を学んでいる。

昨年9月までに8回開かれ、毎回100~200人が参加。
同年6月には受講者が、講師が経営する郡山市の農場を
視察するなど、交流の輪も広がっている。

小松会長は、「繁盛しているところに人が集まり、
一人一人が光る経営をすれば、観光につながる。
やる気を起こす機会にして、県にも支援してもらい継続していきたい」

15日は、二戸市福岡の二戸パークホテルで講演会を開催。
伝統野菜「三岳黒瀬かぶ」を特産品として売り出した、
みたけグルメ工房(長野県木曽町)の西尾礼子組合長が講師。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110215_4

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