2007年12月11日火曜日

野口英世アフリカ賞初受賞者、来年3月決定 記念講演は地元福島で

(毎日新聞社 2007年12月5日)

アフリカの医学、医療分野で優れた功績を残した人を
国が表彰する「野口英世アフリカ賞」について、
初めてとなる授賞者を来年3月に決定すると発表。

猪苗代町出身の野口英世(1876-1928)を顕彰し、
小泉純一郎元首相が発案した賞で、
受賞者の講演会を出身地で開催することも検討。

同賞は、医学研究、医療活動の2部門で構成。
アフリカの人々の健康や福祉の向上に貢献し、
推薦委員会が推した人の中から、
各部門1人(共同研究では最大3人)に賞金1億円を贈る。

内閣府は同賞担当室を設けており、大山研次・同室長補佐によると、
国内外の100を超える個人・団体の推薦が挙がっている。
年内に候補者を各部門3人に絞り、来年2月に同賞委員会で各1人を選出。
同3月に授賞者を最終決定する。

授賞式は、来年5月に横浜市で開かれる国際会議
「第4回アフリカ開発会議」に合わせて行う予定。

さらに同月、受賞者の記念講演会を、
ゆかりの猪苗代町か隣接する会津若松市内で開催する計画。

国は賞金計2億円のうち、1億円は寄付金で賄う方針だが、
これまで集まった寄付は約2000万円強という。
「野口英世アフリカ賞を、ノーベル賞に匹敵する賞にしたい。
人類の平和に貢献する趣旨で、一人でも多くの人に募金してもらえれば」。
募金は個人が1口1000円、団体は1口10万円から。
問い合わせは内閣府の担当室(03・3539・8902)。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=63592

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