2008年4月15日火曜日

23年3月、大船渡で「椿サミット」開催決定

(東海新報 4月12日)

平成23年3月に予定されている「第21回椿サミット」が、
大船渡市で開催。
同市内での開催は、12年以来2度目。
三面椿や世界の椿館、市民文化会館など自然や施設を生かした形で、
情報交換や地域活性化を行う予定。
年度内に実行委員会が発足し、準備を進める。

大船渡での開催は、先月奈良県奈良市で開かれた
第18回全国椿サミット協議会の場で承認。
21年は富山県南砺市、22年は福岡県久留米市で予定。
同協議会は、ツバキをテーマにした自治体間交流やまちおこし事例の調査、
サミットを行う機関として、8年3月に設立。
35市町1団体が加入。

椿サミットは、ツバキ、サザンカを市町村の花木に指定している
自治体の首長や日本ツバキ協会会員、ツバキ愛好者が
一堂に集って知識を深め、花を生かしたまちづくりなど相互の情報交換、
交流を通じて地域活性化を図るのが目的。
開催地実行委員会と日本ツバキ協会の共催として、平成3年から開催。

1~2日間の日程で各地の椿園、椿原生林、椿古木めぐりなどの
現地視察会、記念講演、椿フォーラム、椿研究発表、記念植樹、
日本ツバキ協会総会などと合わせて、多彩なイベントを同時開催。

大船渡市で12年に開催した時は、全国から856人が参加、
JA会館大ホールで「全国交流フェスティバル」を盛大に開催。
大船渡農業高校の研究発表も行われたほか、
末崎町の三面椿や世界各国のツバキを集めた世界の椿館・碁石にも
多数の見学者が訪れ、期間中は市内ににぎわいが生まれた。

市では、実行委員会を立ち上げ、開催に向けた準備を始める。
この10年で、ツバキの実活用を模索する動きもあり、
新しい企画を織り交ぜて成功を目指す。

開催が決まり、「開催時期には市民文化会館も完成しており、
承認されて大変良かった。今後も、同会館を利用した形で
全国規模のイベントを積極的に誘致したい」。

大船渡ツバキ協会の鈴木昌子会長も、
「奈良の全国椿サミットに参加しましたが、素晴らしい運営と内容でした。
ツバキには慶福、縁結び、和合円満、魔よけ、旅路平安、病気平癒、
不老長寿など縁起が良い意味がある。
開催に向けて、ツバキを庭木や盆栽として植える運動や、
この地域の特長を生かしたサミットにするため、
積極的に協力して盛り上げていきたい」。

http://www.tohkaishimpo.com/

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