2008年4月15日火曜日

学者もドーピング? 「集中力高める」2割が服用と英誌

(朝日 2008年04月11日)

「薬漬け」は、大リーガーだけでなく学者もだった。
そんなアンケート結果を、英科学誌ネイチャーが発表。
精神を集中させるため、学者の5人に1人が、
リタリンなど認識力を増強するとされる薬を服用。

アンケートは、ネイチャーの読者を対象にインターネット経由で行われ、
世界60カ国1400人余りの技術者・生物学者・教師らから回答。
ただ、回答の70%は米国から。

その結果、「リタリンなど3種の薬のいずれかを、
集中力や記憶を高める目的で使ったことがあるか」との問いに、
20%が「ある」と回答。

最も多く使われていたのは、リタリン。
79%は、「健康ならこの種の薬を飲むことは許されるべきだ」。
52%は、「医師の処方によって入手した」、
34%は、「インターネット」。

16歳未満の子どもについては、86%の回答者が
「この種の薬を飲ませることは制限すべきだ」。

リタリンは、米国では注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に使用。
日本では、うつ病の治療などに使われてきたが、
依存性の高さが問題になり、規制が強められている。
現在の適応症は、睡眠障害のナルコレプシーに限定。

http://www.asahi.com/science/update/0411/TKY200804110041.html

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