2008年4月19日土曜日

ロボットスーツを量産化 ベンチャー企業が起工式

(共同通信社 2008年4月16日)

体に装着して手足の動きをモーターで補助し、
高齢者の歩行などを可能にするロボットスーツ「HAL」の量産化に向け、
開発者である筑波大の山海嘉之教授らが設立した

ベンチャー企業サイバーダインの研究開発センター起工式が、
茨城県つくば市内で開かれた。
センターは、同社の研究・生産の拠点として9月末に完成、
10月に稼働予定。

当面は年間400-500着を生産し、数年で数万着規模まで広げる計画で、
大手住宅メーカーの大和ハウス工業と提携し、
病院などの施設を中心にレンタル用に販売する方針。

維持費を含むレンタル料は、両足タイプの場合で施設向け月20万円以内、
個人向け月10万円以内に抑える予定。
事前の受付では、筋肉が萎縮する筋ジストロフィーの患者ら
数百人から問い合わせがあったという。

HALは、脳から伝わる電気信号を皮膚表面に付けたセンサーで
読みとり、モーターで体を動かす補助をする。
高齢者や障害がある人の歩行補助、重労働者の負担削減などが期待。
山海教授は、「世界への展開も進めていきたい」。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=71256

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