2008年4月8日火曜日

チベット問題:五輪開催支援などの声明承認 ANOC

(毎日 4月7日)

世界205カ国・地域の国内オリンピック委員会で構成する
各国オリンピック委員会連合(ANOC)は、総会が開幕。
すべての加盟国・地域の北京五輪参加や、
中国のチベット問題解決への期待などを宣言する声明を満場一致で承認、
国際オリンピック委員会(IOC)理事会との合同会議に提案。

声明には、北京五輪開催を全面的に支援する、
すべての国・地域が北京五輪に参加し大会に貢献する、
大会を政治的に利用することを拒否する、
中国政府が対話と理解を通じ、チベットにおける内政問題の
解決に努めると確信する。

チベット問題の解決は、要求ではなく「確信」と表現することで、
中国に配慮したとみられる。
チベット問題に関する議論では、十数カ国が発言。
「政治とスポーツは異なる問題」、
「我々には選手の五輪参加を保証する責任がある」など、
五輪への影響を懸念する声が相次いだ。
IOCやANOCが明確な姿勢を示すことで、
選手や関係者の不安を軽減するよう求める声も。

総会の冒頭では、IOCのロゲ会長もあいさつのなかで、
チベット問題の平和的解決や、各国のボイコット回避と
北京五輪出場を訴えたほか、聖火リレーに対する妨害行動を批判。
IOC理事会でも、引き続きチベット問題が議論される見通し。

http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20080408k0000m050103000c.html

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