2008年4月9日水曜日

マグロペプチド:血合肉を精製し血圧下げ効果、商品開発へ

(毎日 4月2日)

はごろもフーズと焼津水産化学工業が、
マグロの「血合(ちあい)肉」から精製した「マグロペプチド」に
短時間で血圧を下げる作用があることを確認。
日本水産学会春季大会で成果を発表。
成分を生かした健康食品などの商品開発を目指す。

血合肉のたんぱく質を特殊な酵素で分解して作ったマグロペプチドを、
高血圧ラット6匹に体重1キロあたり0.1グラムずつ与え、
与えない高血圧ラット6匹と比較。

その結果、6時間後の最高血圧は平均14mmHg、
最低血圧は同8mmHgペプチドを与えた方が低くなった。

血合肉は、マグロのツナ缶詰の製造過程で出る暗赤色の部分。
栄養価は高いが、色やにおいがきついため、
主に味付きフレークやペットフードに加工。
世界的なマグロ価格の高騰を受け、有効活用策を共同研究。

はごろもフーズバイオ営業部の名倉洋輔さんは、
「安価な血合肉が原料のため、血圧降下作用のある商品を
安く提供できるのではないか」と期待。

http://mainichi.jp/select/science/news/20080403k0000m040083000c.html

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