2008年5月6日火曜日

常勤医3人態勢に 大船渡病院循環器科

(東海新報 4月24日)

昨年7月から循環器科の常勤医不在が続いている
県立大船渡病院(八島良幸院長)は、今月から3人の常勤医態勢。
岩手医大からの派遣で、今夏からは同病院初となる
心臓カテーテル治療などにも取り組む方針。

大船渡病院は、昨年3月まで循環器科に3人の常勤医がいたが、
同4月から1人に減員。その医師も同7月に退職し、
国の緊急派遣や岩手医大からの応援でしのいでいた。

同病院は、循環器科の常勤医が3人となったことで、
昨年4月から中止していた入院による専門治療を再開、
紹介者に限定していた外来も徐々に拡大。

7月ごろをめどに1人と交代し、同医大付属循環器医療センターから
医師が着任する見通し。
狭心症や心筋梗塞などの患者に対して、カテーテルを使った
心臓の血管内手術などの先進治療を始める予定。

大船渡病院は、県内に3カ所しかない救命救急センターを併設。
昨年4月以降、同センターに運ばれた心筋梗塞などの急患は、
県立釜石病院や気仙沼市立病院などに移送していたが、対応も可能。

主要診療科の呼吸器科や神経内科は、今も常勤医不在。
岩手医大からは、「状況次第で医師を引き揚げることもある」とも告げられ、
喜んでばかりもいられない。

八島院長は、「専門医の着任で、沿岸南部の拠点病院としての
大きな機能が備わる」と期待する一方、
「救急センターの維持にはまだ足りない。医師確保にさらに取り組みたい」。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080424_2

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