2008年5月7日水曜日

スーパーアグリ、F1からの撤退発表

(読売 5月6日)

自動車のF1世界選手権に出場しているスーパーアグリF1チームの
鈴木亜久里代表は、チームの活動を停止し、F1からの撤退を発表。

鈴木代表は、「ホンダなどの支援を受けながら第4戦まで出場したが、
今後も安定的にレース活動を続けていく資金面の目処が立たない」。

最後まで支援、提携を探っていたドイツの自動車関係企業、
バイグル・グループとの交渉についても、
「まだ詰めることが多く、時間切れとなった」と決断に至った過程を明かした。

チームは、第5戦トルコGP(11日決勝)が開かれる
イスタンブール・サーキットでピット区域への入場を差し止められる事態。

スーパーアグリF1チームはホンダからエンジン、技術、金銭的支援を
受けながらも、独立系チームとして2006年から活動。
佐藤琢磨を主戦ドライバーとして2台を出場させ、
昨年は佐藤が2度の入賞(最高6位)するなど健闘。

しかし、昨年のメーンスポンサーとして契約した会社が
スポンサー料の支払いをしなかったことで、チーム財政が極端に悪化、
今年開幕後には、ほぼ決まりかけた英国企業による
買収が破談になって追い詰められた。

鈴木代表は、「2年4か月の間だったが、ファンから多くの支援を受け、
充実した戦いが出来た。感謝したい」と語り、笑顔を見せた。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20080506-OYT1T00473.htm

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