2010年9月30日木曜日

グリーンツーリズム旅行者数が最多 県内09年度

(岩手日報 9月14日)
 
県は、09年度の本県へのグリーンツーリズム旅行者数を発表。
旅行者数は、約440万人(前年度比5%増)、
02年度の統計開始以来最多で、岩手・宮城内陸地震などの影響で
減少した08年度から回復。

グリーンツーリズムが広く知られるようになり、
教育旅行などに取り入れるケースが増えていることや、
県や市町村などがPRに力を入れていることが、誘客につながっている。

旅行内容の内訳では、農林漁業体験施設が7万3千人(同33%増)、
農家レストランが76万9千人(同6%増)と伸びた。

修学旅行などの体験型教育旅行も受け入れの柱となっており、
人数は3万2363人(同7・9%減)にとどまったが、
学校数は419校(同11・7%増)。

地域別では、北海道、宮城、東京、大阪の学校が多い。
公共施設やホテル・民宿などを使わない農林漁業者宅への民泊も、
延べ1957戸で8939人(同19・4%増)を受け入れた。

本県のグリーンツーリズム受け入れは、
03年度の約291万人から右肩上がりだったが、
08年度は地震などの影響で、前年度比3・2%減の418万人に減少。

県は、グリーンツーリズム支援として、
受け入れ態勢強化を目的としたキャラバンや、
首都圏でのイベントなどを行っている。

県農業振興課の今野徹主査は、「第一に地域活性化と、
次のステップとしてアグリビジネスへの発展が期待。
関係機関が連携して、魅力あるメニューの開発に力を入れたい」

教育旅行の受け入れが盛んな久慈市の、
いわてやまがた民泊研究会の岩脇ヨシエ副会長(57)は、
「じかに自然と触れられることが、魅力ではないか。
こちらも農村の暮らしをありのまま伝えるよう心掛けている」と
人気の要因を語る。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100914_9

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