2010年11月8日月曜日

食育「関心ある」男性39% 女性の3分の2 愛知県調査

(2010年10月29日 毎日新聞社)

県が行った食育に関する県政モニターアンケートで、
「食育に関心がある」が、女性は61%だったのに対し、
男性は39%と少ないことが分かった。
若い層ほど、バランスのとれた食事をとれていないことも明らか。

アンケートは、県政モニター497人を対象に行われ、
97・1%(483人)から回答。

「食育」は、心身の健康と豊かな人間形成のため、
食に関する知識や食を選ぶ力を身につけ、
健全な食生活を送れる人間を育てること。

この「食育」という言葉や意味を知っているか尋ねたところ、
言葉自体は95・1%が知っており、同様の調査を行った
05年の82・8%よりも増えた。
意味も知っている人は63・8%にとどまり、
05年調査の64・8%とほぼ同じ。
言葉は浸透したものの、意味までは知れ渡っていないことが判明。

食育に「関心がある」50・6%、「どちらかといえば関心がある」38・5%、
9割近い人が関心を持っていた。
「関心がある」男性は39・1%、女性(61・3%)の3分の2、
大きな差があった。

バランスのとれた食事をしているかの質問では、
「積極的にしている」、「できるだけするようにしており、まあ良好である」と
答えた人の割合が、60代以上では55・4%と半数以上。

50代=47・5%、40代=45・1%、30代=38・2%、
20代=33・8%--と、若い世代ほど低率に。

健康に悪影響を与えないようにするための食品の選び方や
調理法についての知識が、「あまりないと思う」、「まったくないと思う」人が
29・2%にのぼった。
若い世代ほど知識がない人が多く、20代では40・9%に達した。

県食育推進課は、「誤った情報や風評に惑わされることがないよう、
正しい知識の啓発と実践につなげるための取り組みが必要」

県は、「食育の日」の毎月19日を、早めに帰宅して家族や友人などと
一緒に楽しく食卓を囲むことを呼びかける
「おうちでごはんの日」と定めている。

今回のアンケートでは、そのことを知らない人が67・1%、
「聞いたことはあるが、内容までは知らなかった」18%、
ほとんど県民の間には浸透していない。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/10/29/127692/

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