2011年5月24日火曜日

王さん、エール温かく 釜石、陸前高田で少年指導

(岩手日報 5月23日)

王さんがやってきた―。

プロ野球・ソフトバンク球団会長の王貞治さん(71)は、
東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市と陸前高田市を訪れ、
地元の野球少年と交流。
「一日も早く震災前の姿に戻れるよう願っている」。
世界のホームラン王の温かい励ましが、被災者に元気を与えた。

釜石市は、避難所にもなっている釜石中など4カ所、
陸前高田市は、小友小を訪問。
釜石中では、野球部の45人にバッティングを教えた。
部員たちの素振りに、「しっかり振れているね」、「力強い」と
笑顔で拍手し、分かりやすく助言。

王さんは、「犠牲になった人たちは、君たちが毎日元気に生きることを
望んでいるはずだ。勉強にスポーツに頑張ってほしい」とエール。

津波で自宅を失った猪又敬大君(3年)は、
「世界の王さんに会えてうれしかった。
教えを生かし、中総体で優勝したい」と気合を入れた。

周囲で見守った避難住民も感激。
加藤昭さん(64)は、「オーラが伝わってきた。かなり元気が出た」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110523_1

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