2011年6月4日土曜日

子どもの虫歯の少なさ、11年連続で全国トップ 新潟県「意識の高さ」胸張る

(2011年5月27日 毎日新聞社)

子どもの虫歯の少なさで、00年から全国トップを続ける県は、
10年の調査でも、平均本数が0・75本(治療済みの歯も含む)と最少、
11年連続トップになった。

国は、10年度までに全国平均を1本以下にする目標、
達成できなかった。
06年、全国に先駆けて1本を切った県は、順調に減らしている。

文部科学省が、永久歯のほぼ生えそろう12歳(中学1年生)を
対象に毎年行っている調査によると、
10年の全国平均は1・29本。
1本を切ったのは、新潟を含めて6県。

新潟は、06年に0・99本、09年の0・80本からさらに減少。
県内の中学校で調査したところ、虫歯が1本もない生徒は64%。

県は、1981年から「虫歯半減10カ年運動」をスタート。
当時は、5・03本と全国平均5・9本をやや下回る程度。
歯を強くするという、フッ素を含む水で口をすすぐ、
フッ素洗口の教育現場での普及や、
小中学校の検診で虫歯だけでなく、表面が白っぽくなるなど、
虫歯になる前の段階で歯科医受診を勧めるなど、予防に重点。

08年、全国初の歯科保健推進条例を制定。
県健康対策課は、「長年の取り組みで予防の大切さが浸透し、
県民の意識の高さが一番の要因ではないか」と胸を張る。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/5/27/137116/

0 件のコメント: