2008年5月14日水曜日

子育て世帯支える1枚 釜石市が応援カード事業

(岩手日報 5月8日)

釜石市は6月から、妊婦や子どもがいる世帯を対象とする
子育て応援カード事業を始める。
事業に協賛する市内の店舗が、割り引きや特典などの
独自サービスを提供。
少子化と人口減が著しいスピードで進む中、
子育て世帯の経済的負担を少しでも減らし、
地域全体で子育てを応援し、商業の活性化にもつなげたい考え。

カードの名前は、市のイメージキャラクター「かまリン」にちなみ、
「かまリンカード」と名付けた。
交付対象は、母子手帳の交付を受けた妊婦のいる世帯と、
18歳以下の子どもを育てている世帯。

協賛店は、市が交付する協賛店ステッカーを店頭に掲示。
対象者は買い物をした際、カードを提示すると、
その店独自のサービスを受けられる。
サービスの内容は協賛店によるが、
▽小売価格の割り引き、
▽各店舗のオリジナルカードのポイント増-など。

市は、協賛店の募集を始めており、当初は50店ほどの参加。
対象世帯へのカード交付は、19日から申請を受け付け。

取り組みの背景にあるのが、急速に進む少子化と人口減少。
同市の2007年の出生数は、258人と過去最低。
1959年の1785人をピークに減り続けている。
人口も08年3月末時点で、4万1806人。
ピークの9万2123人(62年)に比べ、半分以下。

野田武則市長は、「これが少子化対策のスタート。
みんなで子育てを応援する機運を盛り上げたい」。

カードについての問い合わせは、
市総務企画部少子化対策・男女共同参画推進室(0193・22・6002)。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080508_10

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