2008年5月11日日曜日

気仙福祉ボランティア・1万人の会設立へ

(東海新報 5月9日)

優しさと温かさに溢れる気仙人の気質を、福祉面でも発揮してもらおうと、
「気仙福祉ボランティア・1万人の会」の設立準備。
行政主導ではなく、民間の立場での結成を目指す。
会員登録(会費無料)だけで、“堅苦しさのない会”の意向。
子どもから大人まで、日ごろから気軽なボランティア活動を行い、
「善意の輪と優しさに満ちた気仙地域を創ろう」と提唱。

提唱しているのは、県立福祉の里センターと同センターが開設する
高齢者大学院福祉学部、大洋会。
この三団体で設立委員会を組織し、事務局は同センターが担当。

資料などによると、「気仙地域の人々は、優しさや温かさに溢れているが、
それを表現できない一面。引っ込み思案の面や
行動をおこす時の照れくささもあるのでは」、
「普段の生活の中で、気付いたことから気軽にボランティア活動を行い、
優しさと温もりのある気仙に」との願い。

趣意書に記されている活動例では、
▽視覚障がい者が道路横断する際に気軽に声をかけて一緒に横断、
▽車イス利用者が階段や段差などで困っている際に手助け、
▽道路などに飛んできたゴミを拾う――などを紹介。

対象は、気仙地区内の子どもから大人まで、
「気付いたことから気軽に始めよう」をメーンにした活動を通じ、
ボランティア活動を習慣づけしてもらいたい意向。
「困っている人にすぐ手を差し延べる素晴らしい地域」を目指す。
「ボランティアはやりたいが…」という意欲や意識はあるものの、
実行に移せないでいる地区民へのきっかけづくりも趣旨の一つ。

会員は登録制で、会員用のオリジナルバッジを作成中。
運営面や運動方針などの企画立案を行う幹部と事務局を設けるが、
「総会などの物々しいものは行わない」。
唯一の禁止事項は、「政治、宗教などの活動は一切行わない」と明記。
会としては、キャップ・ハンディ体験やガイド・ヘルパー養成の研修会を開く。

同センターなどでは、さまざまな準備を進め、
同大学院福祉学部メンバーで各種の打ち合わせを行っている。
趣旨に賛同する団体や住民の加盟、参加を呼びかけ。
問い合わせは、同センター(電話27-0294)へ。

http://www.tohkaishimpo.com/

0 件のコメント: